
谷崎潤一郎氏の陰翳礼讃を読みました。海外を旅していたときに、知り合いの方にこの本の存在を教えてもらってから帰国したら読もうと思っていた本です。
日本の美とは何か?日本人らしい感性とは?ポジティブに考えるとこのような答えが返ってくるのだと思いますが、表面的には谷崎氏の愚痴聞いているような感覚で、語り口調の中から谷崎氏の人柄まで伺えるような内容で非常に面白かったです。一方で読めない字も多くあり、そういった意味で勉強になるという事も個人的には感じました。
この本は6章に分かれていて、陰翳礼讃を筆頭にカテゴリー分けされたキーワード毎に著者の体験や考えを元に話が進みます。個人的に好きなのは、1番はやはり『陰翳礼讃』他には、『旅のいろいろ』や『厠のいろいろ』などで、昔の日本について知らないコト、懐かしいコトや今も昔も変わらないコトなど興味深かったです。
旅している間、なかなか本を読む時間がとれなくて読みたい本が溜まっているので時間を見つけてどんどん読んで行こうと思います。型にはまらずなんでも興味を持ったら読んでいきます。
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