2013年6月4日火曜日

仮想プロジェクト 〜かとちゃの場合〜

 魚米のかとちゃをクライアントと仮定して住宅プロジェクトを立ち上げました。これからちょくちょく経過と経験、思う事などを記録していく。


なぜ?...そろそろ自分で設計したい。

どうやって?...かとちゃをクライアントと仮定して希望の敷地から住宅の基本設計、プレゼンテーション含めて提案していく。

♯1 130529(たしか)

敷地...敷地はいくつか提案したけど新河部邸の敷地を利用する。閑静な住宅街。西に若干の視界が開けた眺望。

かとちゃの好きな空間...海とか山とかバーンて開けた空間が好き。それは空だったりいろいろ考えられるけどとにかく開放的にのびのびとした空間という感じかな?逆にトイレとか籠るような場所も好き。これは俺も共通する感覚かも。隅とかちょっと奥まった狭い空間って落ち着くんだよなぁ。

割と具体的意見...オープンキッチンが良い。キッチンから居間とかメインの空間が見渡せて家族と近い感覚で居る事ができる。

イメージ...抽象的に言うと柔らかいふわふわした感じが良い。俺もそんな家を創りたいです。幾何学的にガチガチした建築とかは嫌いなんだって。池野邸とかも嫌いって言ってた。

話を逸らすと...池野邸は作品的印象が強くて画で見るとぱっとするけど人物を入れたとたん違和感が生じる世界観は俺も苦手。好きな建築に詩仙堂をあげるのは人が居る事が自然のなりゆきというか一部になってる気がするから。住宅って人が居る場所じゃん。場を創る事、空気を創る事って、必然性に乗っ取って緩やかに決まっていくモノであって欲しいと日頃から思っていて、特に住宅はその最たる例だと思う。商業公共はちょっと違ってくるやろうけどね。

さらに逸れると...最近、建築をやって行く上での理想は『必要なヒトに必要な所を。必要なトコロに必要な空間と空気を。それらはモノ・コトを動かし創り得る。』単なるデザインをクリエイティブと呼ぶには時代はもう時代はマンネリしてしまう。この世には空気を創る事だって可能なのだから。

並大抵の事じゃないけどね。一生かかってもできないかもしれないけど良き人、良き場所に恵まれた自分ならいつかやれると信じてる。落水荘の奇跡は絶対に奇跡じゃない。普遍的な要素で生まれているからこそ時代に捕われずに成し得るはずだ。


逸れすぎたので...プランを考える。すこし時間かかるかもやけどいきなり3案くらいは提案しようと考えている。

1、去年考えたやつを応用した中庭がY字みたいに空へ広がりを作ったやつ。

2、抜けと籠るをつなげた変形メガホン。テラスをかくっと空へ曲げて視界をちょっとコントロールして開放感を作る。けつの方は逆に狭めてメリハリと方向感覚をはっきり。

3、ちょっと遊び的な案。眺望の切り取り方を工夫したやつ。いわゆる路地空間を作っちゃって母屋と離れ的関係を作るには敷地面積が足りないかな。とりあえずやってみる。

そのあたりをベースにちょいちょいやっていく。気に入ってもらえるのができたら良いなぁ。個人的な勝負所はパース制作だね。アングルはかとちゃと模型をみながら決めようかと思ってるけど、自分で選んだアングルとかとちゃの欲しい感じのCGパース2枚は作りたい。自分の練習になるのは技術しかりアングルの考え方とかも工夫がいるね。全体を通して自分の仕事の方法論を考えるのにも良いチャンスってこと。何よりこんなめんどくさいコト引き受けてくれてありがとうかとちゃ。がんばろー!!!!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿