2012年1月23日月曜日

1Q84


 
 『1Q84』 村上春樹

なぜ今になって1Q84か。この本との出会いはまだ海外で旅をしていた時のことで、建築系ラジオをよく聞いていた自分は「村上春樹について」の特集を聴いたのがきっかけだ。

今まで小説は読んだことがなく、というか「本」というものをここ数年、読んで来なかった自分にとっては異例の事態だった。

ラジオを拝聴して非常に興味深かった事と都市という部分に少なからず関係しているという話もあり、帰国した当日にBook1、Book2を購入し先日Book3を買って読んだ。

かなり読みやすくて作業をしながら合間の時間を使っても1ヶ月そこらでこの長編小説を読み終えるというのは自分でもびっくりだがそれだけ面白かったということだろうか。第一読みやすい。

天吾と青豆、Book3からは牛河の物語がローテーションしながら展開する構成は推進力を与えてくれどんどん読んじゃう。

そして様々なテーマみたいなモノが詰め込まれているし多くの謎を残して物語は幕を閉じた。小説ってこういうものなのだろうか?

宗教、善と悪、死、愛、友、暴力、時間、世界、そんな様々なキーワードのもとに明るいものでは無いけれど考えさせられる現実っていうものを感じた。

長々と綴るのも面倒なので最後まで読んで1番心に感じたこと。そして自分にとって大事な事は、ユートピアなんて存在しないこと。現実からは逃げられないこと。大きく言ってこんなことを感じた。堂々と立ち向かっていこうではないか。何事にも。っていうことかな。

天吾の父親が死んだあとに天吾に残した封筒の辺りは涙が出た。笑

また時間を見つけてこんな本をまた読めたらいいと思う。

2012年1月20日金曜日

いそがしいときこそじぶんのじかんを

せっかくなので、最近のことを少し。

とりあえずせっせと本作りに勤しんでおりますが、なかなか多忙です。

ゆっくりする時間はあんまりないですがもうしばらくはこの状態が続きそうですね。


今日はちょっとしたキリがついたので思い切ってぶろぐをいじってみました。

タイトルやら画像やら全体的にちょっと柔らかい感じに仕上げていて個人的には気に入っています。

メキシコでみたひつじさんがアクセントになっていて芝生のナチュラル感とひらがなっていう文字が後押ししてくれているような。。

まだ細かいところまで定まっていなくて、文章の書き方とか言葉遣いとか、今一歩定まってない気がしますがぼちぼち決まっていけばいいかなって思います。


いずれはここで良い感じの写真もアップしたりもちろん建築のコトも。


最終的に深田祐馬のポータルサイトみたいにしていきたいですね。


仕事もしながらだとなかなか大変ですが楽しく頑張っていこうと思います。

陰翳礼讃 谷崎潤一郎




谷崎潤一郎氏の陰翳礼讃を読みました。海外を旅していたときに、知り合いの方にこの本の存在を教えてもらってから帰国したら読もうと思っていた本です。

日本の美とは何か?日本人らしい感性とは?ポジティブに考えるとこのような答えが返ってくるのだと思いますが、表面的には谷崎氏の愚痴聞いているような感覚で、語り口調の中から谷崎氏の人柄まで伺えるような内容で非常に面白かったです。一方で読めない字も多くあり、そういった意味で勉強になるという事も個人的には感じました。

この本は6章に分かれていて、陰翳礼讃を筆頭にカテゴリー分けされたキーワード毎に著者の体験や考えを元に話が進みます。個人的に好きなのは、1番はやはり『陰翳礼讃』他には、『旅のいろいろ』や『厠のいろいろ』などで、昔の日本について知らないコト、懐かしいコトや今も昔も変わらないコトなど興味深かったです。

旅している間、なかなか本を読む時間がとれなくて読みたい本が溜まっているので時間を見つけてどんどん読んで行こうと思います。型にはまらずなんでも興味を持ったら読んでいきます。

2012年1月2日月曜日

Happy New Year 2012!!!!

明けましておめでとうございます。

新年早々、新しくブログを立ち上げました。

タイトルは,,,


『My Ob-La-Di,Ob-La-Da』


The Beatlesの曲名にもある『Ob-La-Di,Ob-La-Da』はLife goes on.の意味?らしく人生は続くという事であり、造語説もありますが個人的に大好きな曲でもあり引用させて頂きました。

僕の人生は続いていきます。その軌跡を少しでもナニかに残していけたらと思い、2012年という新しいスタートをこのブログと共に歩き始める事にしました。

本業の建築だけでなく深田祐馬の日常や写真など様々なPrice Lessをジャンルレスに綴っていこうと考えています。

ブログデザインもちょっとづついじって良いブログに育てていけたらと思いますので温かく見守っていただければと思います。
みなさんどうか末長くよろしくお願い申し上げます。

皆さんにとって良い2012年になりますように。